新住協の研修会に参加 QPEX計算演習

熱損失係数・暖房エネルギー計算プログラムのQPEX Ver2.0の講習会があった.新住協の常務理事の会沢さんが講師だった.会場の弘前文化センターの会議室はあっという間に満席になってしまった.

まず講義があり,その後,実際の計算演習に入った.私自身,今までは最初から入っているモデル住宅のデータで,条件を変えてシュミレーションをしていただけだったが,今回は会沢邸の生データを使って順に入力し,Q値を計算した.必要なデータが揃っていれば,Excelを使える人なら簡単にQ値が計算できる.ところで,先日,日本板硝子の日射熱取得率が高いペアマルチ スーパー・クリアが販売終了になる事を知ったのだが,会沢さんもその話をしていた.ちなみに新色のクリアSは,日射熱取得率64%で,ブルーと同じである.

さて新しいQPEXは,従来のバージョンよりも,かなり良く出来ているようだ.以下,新住協Webページより.

QPEXVer 2.0では、熱損失係数や部位の熱貫流率、年間暖房エネルギー(Ver1.0)が計算できることは従来通りですが、新たに電気による暖房、熱交換換気採用などに対応し、さらに暖房による年間のCO2排出量も計算されるようになりました。 主なバージョンアップ内容は次の通りです。


その1 気象地点が大幅に増加、日本全国にほぼ対応できます。(全国846ヵ所)
その2 外貼り断熱、付加断熱に対応します。
その3 基礎断熱のバリエーションが増えました。
その4 開口部:サッシの種類別ガラス率がより詳しく区分されました。
その5 換気:熱交換換気採用時の熱損失、三種との併用時の対応が加わりました。
その6 暖房:電気による暖房、間欠暖房の場合に対応します。エコキュート暖房のようにCOP2〜3の省エネ機器採用にも対応します。
その7 CO2排出量:年間の暖房エネルギー(灯油、電気それぞれ)から排出されるCO2の量が計算されます。
その8 計算結果表:日射利用効率、換気回数、暖房方法などが表示されます。


注意事項
1.断熱気密に欠陥のある住宅では計算できません。
2.工法や各部の断面構成によっては計算できない住宅もありますのでご了承下さい。
3.本プログラムをご利用になった結果につきましては、いかなる責任も負いかねますのでご了承下さい

購入は新住協事務局まで問い合わせて下さい.もちろん一般の人でも買えます.確か5000円のはず?

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